わっ!

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1993年、山口市生まれの裂織(さきおり)工芸家・公文知洋子さんは
美術工芸界の登竜門と言われる朝日現代クラフト展へ
出品した「WA」でグランプリ(大賞)を獲得。
伝統的な藍の裂織に新しい風を吹き込みたいと願う創作が評価され、
その後も常に新しいデザインを求めて活動していく大きな原動力になったことでしょう。
なお、公文さんは30日まで名古屋市のギャラリー手児奈で個展を開催しています。

―裂・Fabric Art― 公文知洋子裂織作品展

日時 2007年10月22日(月)~30日(火) 11:00~19:00(土、日、30日は17:00まで)
会場 ギャラリー手児奈 愛知県名古屋市中区千代田3丁目14-22

今回の作品展では「藍染古布」の裂織から「はおる」をテーマにコートやブレザーなど。
KUSHU-KUSHUシリーズはスカーフやマフラーなど「まとう」もの。
「集」と名付けられた小片の集合から額などの「飾る」もの。
公文さんの裂織の世界の新作をご覧いただけます。

◆主な経歴
1989年 クラフトマンコンペティション準大賞(大賞なし)
1990年 日本クラフト展テーマ部門賞
1993年 朝日現代クラフト展グランプリ
2003年 著書「公文知洋子裂織の世界 裂・Fabric Art」(染色と生活社)を出版。
2006年 スイス・ベルンにてスイス、ポーランドの作家との3人展を開催。

裂織」とは…使い古された布を裂いて織り上げる、日本伝統の織物の一つです。
日本古来の藍染めの布や着物で「オリジナルな裂織」の創作を始めて四半世紀。
その制作過程で誕生する「小さな裂織」を集めて、
もう一度日本古来の布の美しさを表現しています。