深沢幸雄展 -いのちの根源を謳う-

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山梨県立美術館では独学で美術の世界に入り50年、
版画作品は約1100点に及ぶ銅版画家・深沢幸雄氏の作品展が開催されています。

深沢幸雄展 -いのちの根源を謳う-■

日時 2007年10月27日(土)~12月9日(日) 9:30~17:00(入館16:30まで・月曜日休館)
会場  山梨県立美術館 山梨県甲府市貢川1-4-27
観覧料 一般1000円(840円)、大・高生500円(420円)、中・小生260円(210円)
( )は20名以上の団体料金、前売料金、県内宿泊者割引料金
小・中・高等・中等教育・特別支援学校生は土曜日無料
主催 山梨県立美術館、山梨日日新聞社山梨放送

[内容]
深沢幸雄は1924(大正13)年に山梨県南巨摩郡増穂町に生まれました。
東京美術学校工芸科彫金部(現、東京藝術大学)を卒業した後、
駒井哲郎や浜田知明の作品の影響を受けながら、
独学で銅版画を始めました。初期には、ダンテの『神曲』をモティーフにした連作など、
自己の内面や人間の感情の奥底を表現したモノクロームの作品を多数制作しました。
1963(昭和38)年に版画教育のために初めてメキシコを訪れた深沢は、
メキシコの古代文明モンゴロイドの歴史に想を得て、
壮大で叙事詩的なテーマを取りあげるようになります。
それらの作品には、鮮烈な色彩といくつもの銅版画技法が用いられ、
深沢独自の幻想的なイメージが表されています。
その後、深沢の作品はユーモラスながらどこか憂愁を感じさせる、
詩情に満ちたものへと変化していきます。
 本展では、山梨県立美術館が所蔵する銅版画の代表作に加え、
近年新たに寄贈された初期から近作までの版画、
陶器やガラス絵、書、更には深沢が蒐集した中米の民族衣装など約160点を展示し、
深沢幸雄の創作の軌跡を辿ります。