甲子園に棲む大きなのボギーが、阪神のオカボンと一緒に優勝したと我儘をつらぬき通す物語。
同時に、50歳のオカボンがファンとの約束を守りぬく物語でもある。
赤塚不二夫の「バカボン」を今日の大阪に舞台を移し、
ギャグ色を払拭して、助っ人と監督達の愛と冒険を描く。
海辺の大きな球場と崖の下の鳴尾浜。
少ない先発投手人物。
いきもののようなボール。
魔物が平然と姿を現す世界。
誰もが意識下深くに持つ内なる海と、波立つ外なる海洋が通じあう。
そのために、(ストライク)空間をデフォルメし、ピッチングを大胆にデフォルメして、
甲子園を背景ではなく主要な登場人物としてアニメートする。
選手とファン、愛と責任、甲子園とトラッキー、これ等初源に属するものをためらわずに描いて、
神経症と不安の時代に立ち向かおうというものである。
と話題の映画「崖の上のポニョ」について語った宮崎駿氏の言葉を引用して
ボギーとオカボン、そして、阪神ファンの関係についてパロディ調で書いてみました。
http://www.ghibli.jp/ponyo/
崖の上のポニョ
それにしても今夜は負けたら鳴尾浜(崖の下)へ行きそうだったボギーには
恵みの雨で勝って本当に良かったと思いました。