第一歩

勝つチームは常に勝つだけの何かを持っているんだ　　フランク・ライカールト

 

1949年、全国高校サッカー大会が始まって28回目の大会に山口県代表として

初出場した山口東（現・山口）高校は豊富な運動量とショートパスで力を発揮。

岐阜高、仙台一高に勝ち進み、決勝進出を懸けて宇都宮高と対決したものの、

「まさか２つも勝つとは思わなかったから食料が足らなくなってガス欠したよ」

と、その時出場していた友人の親父さんが言われたように当時は物資がなく、

駐留していた軍のラグビー用のユニフォームのお下がりを着るなど、

すべてにおいて大変だったけれど、今、お会いしてもサッカーへの情熱が

変わらないのは、歴史の第一歩を創った誇りなのでしょうね。