札束の勝利だったということだろうか。醜いが、それが事実だ。
現在、メディアは、サッカーを支配しようと、彼ら自身の王国を
建設している。彼らはサッカーを支配している。
メディアが、すべてを決定していると言っても過言ではない。
メディアは、まるで自分たちが王様だ思っているようだ。政治家以上で、
ある意味、選手たちよりも監督よりも上の場所に自分たちを置いている。
多くのビジネス機会を得るためにメディアは、互いに競争していて、
そういう資本主義を私は理解するが、ときに彼らは、
あまりにも暴走してしまい、悲劇を生む。
メディアは、過激なプレッシャーを選手にかけた。選手も、自分たちを
結果的に苦しめたメディアが、実は、お金を稼いでいることを知って
途方に暮れたのではないか。
今大会で、メッシやクリスティアーノ・ロナウドら、スーパースターたちの
ほとんどが、最高のパフォーマンスを観客に届け損ねたことに
何の不思議もない。
いつも選手は、どれだけのお金を稼ぐのか、ガールフレンドはどんな
容姿をしているのか、どんな種類の車を何台所有しているのか、
などというメディアが報じるサイドストーリーにさらされている。
これらすべての報道が、選手には負担だ。
サッカーの本質とは何だろうか？また、ワールドカップの真の姿とは？
今の社会、サッカーに限らず、なんでもメディアの情報に翻弄されていますね。
