清原と野茂がおったら

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もし阪神
 
清原と野茂がおったら
 
ワシはもう なにもいらんと
 
親父が言った
 
さすが俺の親父
 
まさに その通りだ
 
                         三代目魚武濱田成夫(詩:オヤジの願い)
 
ちょうど9年前の今頃に詩人・濱田成夫さんは近くの湯田温泉に一時住んでいた。
その時に出会ってお話をしたけど、独特の優しく潤ったオーラに包み込まれて
しまい、山口なのに山口でないような異次元にいるような気分にさせられました。
ちなみに画像はその時にいただいた本。ひさびさにその本に載っている詩を
読みますと、ロックな言葉が響き、心が熱くなります。
 
ところで、上記の詩は1992年に創作されたもの。あの年の阪神は、長期低迷していた暗黒時代に奇跡的な快進撃で、優勝まであと一歩でした。その前後の年は
勝てなくて辛かったけれど、和田、新庄、亀谷などなど、愛すべきキャラクターの
選手たちが続々誕生し、勝てないくせに、なぜか心が踊る応援をしていました。
 
そして近年、「新井」、「城島」、「小林」と続々と大物が入団して、濱田さんの詩が
現実になってきたら嬉しくなるはずのに・・・どこか寂しくなるから不思議なものです。
 
人間って、育ったものを手にするよりも成長していくものの方が愛情が深く
生まれていくのでしょうね。