将棋は創作

 
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私は将棋は創作だと考えている。何はともあれ、一歩先に出た方が勝つ。
もし一局ごとに新手を出す棋士があれば、彼は不敗の名人になれる。
その差はたとえ1秒の何分の一でもいい。
専門家というものは、日夜新しい手段を発見するまでに苦しまねばならぬ。
                               升田幸三棋士
 
新聞などで見る将棋の投了図は油絵のように見えることがある。
それは駒の配置に数々の妙技や苦悩が刻み込まれているのが、
美しく見えたり、やるせなく思えたり。
また、将棋の勝負は相手を詰ませるか、相手に詰まされるかと同様に
油絵を描く画家は絵を詰ませるか、絵に詰まされるかという点。
棋士も画家も追い詰めれていくための想像力と技術力が必要だ。
そして、良い対局と良い油絵は鑑賞者を感動させます。
そう考えると人間のやることはどこかで繋がっているものなのでしょうね。
 
それから山大生からいただいたお知らせです。
 
山口大学教育学部美術教育選修・大学院美術教育専修卒業・修了制作展■
会期 2011年2月17日(木)~20日(日)
時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
会場 山口県立美術館 山口市亀山町3-1