GIFT

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白か黒で答えろという 難題を突きつけられ
ぶち当たった壁の前で 僕らはまた迷っている 迷ってるけど
白と黒のその間に 無限の色が広がってる
君に似合う色探して やさしい名前をつけたなら
ほら 一番きれいな色 今 君に贈るよ
 
                       Mr.Children(GIFT)
 
小2の秋、パンダが日本にやってきた。その当時、実際に見ることはなかったけど、
山口のような田舎でもパンダブームになって、ぬいぐるみや表紙に画像が載った
学習ノートなどが街中に溢れていた。
 
その後、神戸に1匹、和歌山に8匹もいて、パンダが珍しくなくなった現代でも
3年ぶりに本山・上野動物園へ戻ってくると、なぜだかやっぱり心が明るくなる。
これって男はつらいよの寅さんが柴又に帰って来た時と同じで、愛されるものが
下町へ帰ってきて、心を潤して人情が湧いてくるような感覚なのだろう。
 
今の日本、政治も経済も大相撲も白と黒がつかなって、もうグジャグジャになって、
色は変わり果て、お世辞にもきれいとは言えないけど、本物の白と黒の美しさを
持つパンダの姿に勇気づけられて、高度成長をしたあの時代を思い出し、
想像力を豊かにして活気づけていきたいものですね。