ワクチン

イメージ 1
 
若い時に苦労をするのは薬だとよくいわれているが、それは結果的に
見てのことであって、苦労は薬というよりも毒であると私は思う。
ただ、毒にあたっても、なんとか耐え抜いた身心は免疫性ができるというか、
苦労に対して強くなる。
 
                                 東山魁夷
 
世の中には、大人になってから初感染すると重篤な症状を表すことがある。
 
これは「はしか」や「おたふく風邪」、「みずぼうそう」などの感染症だけでなく、
 
今の若者の中には「反抗期」や「思春期」など、小学生や中学生の時期に
 
ありそうなことが長い潜伏期間を経て20代で発症している。
 
これは早くから大人の文化に染まって、本能的な成長がうまくいかなったからかな?
 
それとも自我に芽生えるための毒に触れないまま育ったのかなあ?
 
まあ、結論はでないけれど、「免疫」を作るためのワクチンがないのが人生だから
 
「大器晩成くらい」に開き直って、その時の自分を楽しんで欲しいものですね。