第一歩

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僕らがいつも目ざすのは愛しいものたちの幸せ
絶望の先に必ずあるひと筋の希望の光
 
                      稲葉浩志永遠の翼より)
 
地方の美術家志望の学生は美術家に直接会って刺激を受ける機会が少ない。
 
まして長い格闘の末に自分の世界を持つことができた美術家に会うのは難しい。
 
私は天草在住の美術家・大西靖子さんには本物の輝きを感じる。
 
その理由は受賞歴とか、お上のお墨付きとか、そんな小さな物差しではなく、
 
美術家の使命である「生命」と「存在」をぼんやり感じることができるからだ。
 
土曜日の夜、懇親会の前に大西さんのお話を学生たちに聴く機会を作り、
 
さらにアルコールが入って、リラックスしてからもう一度フリートークをした。
 
学生たちは素直で、若いって良いなあと思うほど触発されて目を輝かす。
 
人に出会うこと。人に出会って感動すること。これはすべて人生の基本。
 
そして、自分の感動を他人に伝えたい願望が美術家への第一歩になる。