バケツの水

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先日、水槽で飼っているメダカの水を変えるためにポリバケツを台車に乗せて、
目の前にある川の約50m離れた場所にある石段を下りて水を汲んだ。
夏場はマメにしていたが、忙しさに流されて随分ひさしぶりのこと。
 
バケツ一杯の水を持ち帰ろうと台車を押していたら向かい側から高校生らしい
女の子二人が自転車に乗ってやってきた。ちょうど道路工事のために細くなった
地点で、すれ違いになりそう。そこでこちらは通り過ぎるのを待つことに。
目の前を一人目の子は緩い速度で通過。続く子も緩い速度で追加しようとしたら
運動神経が悪いためか、ちょっとした段差につまずいて自転車ごと近づいてきた。
あーと、思った瞬間にとっさに避けたら台車のバケツが引っくり返ってしまいました。
 
ああ、仕方ないなあ~~でも大事(ぶつからない)に至ってないからいいかあ~~
と、腹を立てることもなく、再び水を汲みに行こうとしたら少し先で、
ぶつかりそうになった女の子が立ち止まったまま、こっちを見ていた。
そこで、「気にしなくていいよ」と小声でいいながら手を横に2~3回振ったのだが、
聴こえなかったのか、意味が通じていないのか、こっちを向いたまま。
そして、よく見れば罪悪感のためか、困った顔をしていた。
 
やれやれ。そこまで感じているのなら「大丈夫ですか?」と聴いてくれたら
もう少し大きな声で「大丈夫ですよ」と会話して一件落着になるのになあ~~
結局、こちらも声を掛けるタイミングを逸してしまった。
 
ちなみに今の若い子は文章を書かせたら内面をうまく表現できる子が多い。
だけどとっさの時に簡単な言葉を交わして、コミュニケーションを取るのは下手だ。
きっと、私のメルアドがわかれば、速攻で絵文字付きの謝罪メールが来たのかも。
そんな妄想しながら家に帰ってからものを言わぬメダカたちの世話をしましたとさ。