持っている

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2005年8月下旬、近くの山口高校で山防大会があると知り、公式戦ではないが
遠征のために留守を守る1年生チームがどこまでやるのかが楽しみで駈けつける。
ちなみにこの日の準決勝で対戦は西京。さすがにAチームではBチームだったが、
見劣りしない動きを見せて、随所にこれが1年生なのかと唸らされる。荒削りだが、
こいつらのサッカーは贔屓目抜きに力がある。ゲームは2-1で勝ち上がり、なんと
1時間もしない開かれる決勝へ進出。太陽が燦々と照りつける残暑の日に短い
インターバルでのゲームは厳しい。相手の山口高はしっかり休憩しているため、
ハンディを感じて、ちょっと弱気な気分になったが、そこまでの心配はいらなかった。
動きはあまり良いとは言えないが、勝負のへの執念は半端なものじゃなかった。
ゲームは後半終了間際にコーナーキックからのボールをダイレクトボレーでの
シュートが決まって1-0で勝つ。この時に父母会の方に思わず「彼らは国立へ
行くんじゃないですか?」と本気で言った。そのくらい何か持っているものを感じた。
 
2007年11月17日、高校選手権県大会決勝戦。相手は総体予選決勝戦でPK負けを
屈した宿敵・西京。総体をベスト16まで勝ち上がり、全国の舞台を経験したチームは
ひと回り大きくなっている。対する母校はケガをしていた主力選手が復帰して、
そうそうたるメンバーが揃った。とにかく選手層が厚い。どの選手を使っても
遜色ない力量だ。また、それぞれの個性が強くて期待させるオーラを放っていた。
ゲームは序盤から激しくボールを奪い合う。どちらもド迫力のパフォーマンス。
前半は決定機を逃さなかった西京が1点リードして折り返すが、後半、母校は
両サイドの選手を代える采配が的中して反撃。後半10分に混戦から同点シュートを
決めれば、その3分後に左サイドの攻撃から繋がったボールを最後は技ありの
ループシュートがゴールネットを揺らして逆転。このまま勝利したチームに全国では
西京のベスト16を越えるベスト8を期待したが、それを上回る見事な成績を残した。
 
2007年11月17日 決勝戦 高川学園3-2西京
11月11日 準決勝  高川学園4-0小野田工
11月10日  ベスト8  高川学園7-0宇部鴻城
11月4日 3回戦 高川学園4-0宇部高専
11月3日  2回戦 高川学園7-0豊浦