宿題

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野球がうまくなりたいのなら、いい道具を持て、
グラブを磨け、宿題をちゃんとやれ。
                         イチロー
 
子供の頃、宿題をする意味がわかなかった。授業で学ぶ以外に予習、復習をして
いくことで理解が深まり、楽しくなれば学習意欲が高まるようなことはなんとなく
気が付いていたが、そういう理由でやるのもどうかと冷めていた。
 
しかし、少年サッカーではいつの間にか宿題を作ってやっていた。それはサッカーが
うまくなかったからなんとかしなくてはならないという単純な動機がきっかけだ。
今のようにサッカーが普及していない時代。学校の図書館にあったトレーニン
方法の本は超基本的なことしか書いてなく、そのとおりに蹴れるのなら苦労しないと
思った。そこで近くにある山高サッカー部の練習を垣根越しに見たが、動きが速くて
何がなんだかさっぱりわからなかった。結局、上級生のゲームを見て、真似ていく
のが一番の近道だと気が付いた。ただ、それでもそんなにうまくならなかった。
当時は体力がないせいもあったが、けれどもサッカーは楽しいものに変わってきた。こうやって自分がトライして意義を感じるものを学んでいくもの宿題なのだろう。
しかしながらこれも今だから言えること。あの頃は何もわかっていなかった。