手を のばしてみる
その手の 指さすむこうに
なにが あらわれるか……わからん
その手の 指さすむこうに
なにが あらわれるか……わからん
足を踏みだそうと 宙に浮かす
その足が着地する世界は
わたしを どこに導くか……わからん
その足が着地する世界は
わたしを どこに導くか……わからん
それが まったく わからんので
それが まったく わからんからこそ
それが まったく わからんからこそ
まず 手をのばし 足を踏みだす
「わからん」が原動力
工藤 直子(わからん・工藤直子詩集より)
これまで母校サッカー部の観戦試合は少なくとも150以上はある。
いや200近くあるかもしれないけど、一度として同じようなゲームはない。
その年その年、常にメンバーが変わるからゲームも違う。
その時その時、同じ選手でも調子が変わるからゲームも違う。
大人のサッカーのようにある程度の計算が立ちにくい。
何が起こるかわからんからハラハラドキドキする。
だけど、ようわからんことがたくさん起こるからめちゃくちゃ面白い。
だからわからんことを楽しむのが高校サッカーなのだろう。