ひとみ

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人を観察するのは、その人の目によってするのである。
胸のなかが正しいか、正しくないかは、
瞳がはっきりしているか、暗いかによってわかるものである。
 
                          吉田松陰
 
東京から約1000㎞離れた山口市。人口は県庁所在地で一番少ない約19万人。
県庁から一番最寄りの山口駅は単線のディーゼル。SLの運行もあるぞ。
そんなノンビリした田舎には若者が少なくて、都会の刺激も少ない。
ネットなどのメディアのおかげで、ファッションや流行品はタイムリーなった
気もしなくはないが、それは都会も田舎も消費社会に染まっているだけで、
都会の持つ斬新な想像力は田舎ではなかなか存在しない。
 
だから美術家・末永君の作品展がお開きになった時はとても寂しかった。
彼の作品には先端的な表現が溢れていて、旅行にも行った気分になった。
まあ、でもこれが毎日観ていると新鮮さが失われる。時々、多くの美術の中に
このような都会の香りを肌で感じられるものがあっても良いのだということだ。
 
さあ、1つの作品展が終わると振り出しに戻って仕切り直しだ。
また、次の作品展に頑張り、いろんなセンスと出会って、
そして、多くの人々と出会いたい。いろんな人がいろんなことを教えてくれるから。