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私の考えることや想像することが進化し続けるのは、これまでやってきたことに対して、
しがみついていないからといえるでしょう。
 
私は、ターゲットとした大会で決めた目標に対し、結果がでればそれで終わりだ思っています。
人間の能力には限界がありますから、いつまでも結果に浸っていると次へ行けなくなってしまう
のではないかと考えているのです。
 
ですから、結果が出たら、良くても悪くてもそれに対しての反省をして、すぐに次への挑戦に
向かって前だけを見るようにしています。
前だけを向くようにしていれば、自分の持てる能力を前進する方向に向けられると
思っているからです。
 
一方、過去にとらわれてばかりいると、前が見えなくなってしまうのではないかと思いますし、
その時間が長くなればなるほど、前を向くことが苦しくなってくると思っています。
 
ですから、私は「終わったら、はい、次」という感じで過去を振り返らず、次の目標に
向かって前進するようにしています。
 
                       平井伯昌「平井式アスリートアプローチ」より
 
昨夜、ロンドン五輪で好調だった水泳種目を陰から支えた平井コーチの著書を
市立図書館で借りて読んでいます。
まだまだ少ししか読んでいませんが、「指導の根幹は心にあり」と巻頭から
書かれているように選手の「心」を育てるために取り組んできた試行錯誤が
書き綴られていて、他のスポーツや一般社会でも役立つような熱い内容です。
私は水泳は苦手でしたが、この本を読むと早く泳げそうな気がしてきました。