修行中

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タイムアップの笛は次の試合のキックオフの笛だ。
 
さあ、今から練習を始めよう
 
                       デットマール・クラマー
 
2009年10月31日、選手権予選2回戦で母校サッカー部はPK戦の末に敗退した。
とても辛い瞬間だった。なんだかんだ言っても選手たちはよく頑張っていた。
PK戦という、決着をつけるべきルールの壁を乗り越えられなかっただけだ。
 
目の前で落ち込んでいる選手たち。何か言ってやりたかったのだが、何を言って
良いのかがわからない。じっと、その場に立ち尽くしたまま、サッカーを知らんなあ、
オレはサポーターとしてまだまだ無力である・・・そんなことばかり考えていた。
 
そして、この日を境に応援人生を一から出直していく決心をした。
サッカーをもう一度一から学ぼう。高校サッカーとはなんぞや?
図書館で本を借りては読み漁り、サッカーに詳しい人に会って教えてもらい、
テレビでのゲーム観戦の時は解説者の言葉に耳を尖らせて聴いた。
 
それで進歩したかどうかはわからないが、次の母校の応援する時のために
今夜もサッカーの本を読んでいる。もっと、彼らを勇気付けて、
もっと熱く応援ができるように、もっと修行していきたいと思います。