理由

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好きな美術を仕事にして、なおかつ、その作品がずっと売れて生活していく。これは美術家にとって最高に望ましい人生。理想の中の理想で、おそらく宝くじで高額当選できる確率の方が見易いだろう。そんな厳しい環境に関わらず、美術家になりたい人は減らない。それは創作することが好きで好きでやめられないからだ。それで食えるとか食えないを考える前に、どうしても創りたい衝動によって動かされている。だから一般の人に美術家はなかなか理解できない世界なのかも知れない。さらによくわからないのが美術大学。その構造は簡単には説明できない。単純なようで複雑、複雑なようで単純なのである。そんな不思議な世界を知ってもらおうと、昨日、ギャラリーでは「知られざる美術大学の世界」と題して、話し手・山口功 × 聞き手・ 中嶋 克成のご両人よるトークセッションを行いました。内容につきましてはあらためて書きたいと思いますが、美大は自分がやりたいことをやりたいようにやるためにある自由な追加点だと思いました。

■箱と殻の時代 An Era of Boxes and Shells 山口功・増殖作品展
2015年8月20日(木)-24日(月) 11:00-19:00(最終日17:00)