観賞

イメージ 1

絵を観る人にはいろんなパターンがある。まず第一に趣味で絵を描いている人が鑑賞したら画材や額などに興味を持つ。同じものを準備すれば、同じようにできると思い込んでいる。第二は絵に描かれた世界を、そのまま表面しか観なくて、一方的な見解で結論付けている人。先入観が強くて柔軟性がない。すぐにこうだと決め付けたがる。第三は作品が有名や著名、立派な評価があるなどの情報に流される人。本当に心が素直なのか、見栄が捨てられないだけだ。この他にも多種多様なパターンがある。表現の自由は創作する方にも鑑賞する方にもある。どのように観ても、その人流であって楽しいのなら良いのだ。なお、私はこの絵を描いた人はどんな人だろう?と想像することが多い。特に大作にならヒントが多くて推理しやすい。もちろん、最初の手掛かりは作者のコンセプト。これをどう感じたかによって人物像は変わる。入り口がもっとも大切なのだ。もうじき県美展が開催される。毎年、自分なりにあれこれ感じて楽しんでいる。美術は答えのない世界。だから自分の答えを自由に創ればいい。どうか芸術の秋をみんなで楽しみましょう!