創作している人にとって、他人の作品が気にならなくなるには、自分の個性がとても素晴らしいのだ、と肯定できる心のありようが必要になってくる。それは美術の世界で正しく生きているのだ、という中2病のような自惚れた精神でいろという訳ではない。こうやって生きるしかない。そんな謙虚な気持ちで創作に向き合える姿勢であることをいう。その時々に流行る「しあわせ」に振り回されることなく、自らの価値観を信じて堂々としていたらいいのだ。そんな自由な心で在りたいのなら現実を直視して逃げないこと。本物の自分と付き合ってて生きていたいのなら、どれほど自分らしく生きていけるのかが大切になるだろう。