実らせる

イメージ 1

美術的なセンスの種子は誰もが同じように持っていて、それぞれ平等に備わっているものだと思っている。ただし、その種子がどんな土壌に育つかによって、どの種が芽を出して花を咲かせるのか違ってくる。例えそれが同じように扱われる環境であっても、自分の個性に合うものでなければ上手く育たない。だったら育ちやすい土地を探したら良いのだ!・・・ではなく、今やっていることをさらに本腰を入れて、もっと自分らしさを追求してみよう。途中で投げ出してしまえば才能は眠ったままだ。土の中から硬い殻を破って芽は吹き出さないだろう。創作という果てしない繰り返しの中に身を投じていく。そのうちにちょうど良い程合いになって土壌は肥えてくる。才能を育てる土地とは日々の積み重ねのこと。才能を信じて継続することによって生まれるものなのだ。