創作というものは実に奥深い。美術家を目指す人なら決して甘く見てはいけない。自分の好きなことだけを極めても一番の欠点は置き去りになったまま。ただ憧れているものに陶酔し、いくら名作をなぞっても発展することはないだろう。本当に才能がある人だったら、なぞろうとして自分が勝手に出てくる。言い換えれば立派なお手本があっても、いつの間にやらその人らしくなっていく。それを見逃さずに発見すればいい!これまでの美術に合わせるのではなく、固定観念を払拭して自分にしかない個性を尊重する。最後に決めてなるのは知識よりも感性から生まれる想像力だ。俺の探していたものはこれだと言える、代わりの利かない唯一な表現を目指していこう。