未来への想像

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昨日の夕方は時間ができたため、思い切って宇部の野外彫刻展へ行く。古くから著名な彫刻家を多く輩出した歴史のある公募展。私の若い頃は登竜門として輝いていた。今は海外からの応募も増えて、それなりに活気は維持している。しかし、コンピューターなどの分野が美術へ進出し、これまでになかった表現手段に押され気味だ。やはり人は次々に新しく生まれるものに弱いのか?それとも野外彫刻のコンテンツ(中身)に飽きて、インパクトを感じなくなったのか?美術とは時代に応じて絶えず変化していくもの。とはいえ、変化があからさまであったり、悟られるようだと美術として不完全ものになる。本質を失わずに時代の中で、どうやって面白くできるのかだ。このこと踏まえて、野外彫刻はこれから先どうなるのか?おそらく、なくなりそうでなくならないまま存在するだろう。変化を感じない程度でも発展していくはずだ。あちこちと歩きながら鑑賞しては、いろいろなことが脳裏をよぎっていった。

■第27回UBEビエンナーレ現代日本彫刻展) 2017年10月01日(日) ~11月26日(日) 入場無料 会場 UBEビエンナーレ彫刻の丘(宇部市ときわ公園内) 公式サイト https://www.tokiwapark.jp/event/27ube_1.html