可謬(かびゅう)主義

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可謬(かびゅう)主義とは、知識についてのあらゆる主張は、原理的には誤りうるという哲学上の学説。謬(びゅう)とは過ちのことを指す。つまり間違いを可として過ちを認め、気づいて修正する勇気を持つことが必要なのだ。世の中の仕組みにもルールにも完璧なものなんてあり得ない。だからこそ失敗を成功の母にして、言い訳を考える暇があるのなら、良くなるために知恵を絞るべきなのだ。ところで昨夜のプロ野球の日本シリーズで、ホームでのクロスプレーがビデオ判定になった。結果はアウトの判定がセーフに覆る。このワンプレーはどっちが正しかったということよりも、人間ドラマが機械によって潰されたような印象を持った。すべてが全力を尽くしてマンパワーで起きたもの。そんなことはお構いなしに、沈着冷静に判断されては本当に敵わない。球史に残るような名場面の瞬間も、メカによって簡単に否定されては、美しくも残酷なドラマがなくなってしまう。これから先、未来にはAI(人工知能)が普通になる日が来るだろう。しかし、もっと人間らしい泥臭いドラマを見て感動してみたい!相反する2つの世界について考えさせられた。

■ハミダシテ2017  木本大空、堀切香澄2人展  2017年10月26日(水)~31日(火) 11:00-19:00(最終日は16:00まで)