板につく

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「板につく」とは経験を積んだ役者の芸は、舞台でしっくりと調和することから、その世界で習熟度が高い人に使われる。これを簡単に言ったらプロとしてふさわしい魅力の持ち主。つまり美術へ板についたなんて言われたら最高の褒め言葉。そういわれるために美術家の誰もが精進する。従って若い人へ安易に使ってはならない。なぜなら若いと言うのは伸びしろが大きなこと。やがてそうなるだろうと期待を込めて、現在進行形で語るのなら良いけど、もし板についたと言いたいのなら、こじんまり出来上がったと認める敗戦の弁。褒め殺しになってしまうだろう。世の中は答えのない世界を生きている。板につく最高点の評価は時代時代によって変わっていく。だから若い人は板につくよりその人らしく生きて欲しい。自分が信じる理想を求めて生きなければただ流されていくだけ。周囲の目やルールを気にせずに、自分らしい愚直さを貫いていこう!

■ゆめうつつ展 やまさきゆうり × 夏乃木しずく 2017年11月30日(木)~12月3日(日) 11:00-19:00