今の若者たちにはローカル色というものは存在しないのかもしれない。街のあちらこちらに全国チェーンのお店が存在し、また、ネットによって最新の情報も流行の欲しいものも簡単に手に入れられる。そのため土地に代々続く文化に染まることなく、一見は都会にいる人のような雰囲気になってしまった。無国籍は言い過ぎだけど、味わい深い地方にしかない個性は失いつつある。グローバル化するというのは外来魚の放たれた湖と同じ。つまり古来から棲息している天然の生物を壊滅させて、どこにでもある均質的な種になる危険がある・・・と言いたいけれど、生き残るものは心配しなくても生き残るのだ。むしろ情報を上手く刺激にして、自分らしくなるように創意工夫している。そうさ、井の中の蛙大海を知らず。されど空の青さを知る。狭い世界にいたとしても、空が雄大なことは知ることができる。地方で頑張るすべての若者に気が付いて欲しい。安易にプログラムの波にのみ込まれず、独自性を信じて生き抜いていこう。自分らしく生きられたら、それでいいのだ!ということを。