学校美術とそれ以外の美術

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時々「美術のことはよくわかりません」と言われる方と出会う。それはとても正直な言葉だ。けれどもこのようなケースのほとんどは学校美術とそれ以外の美術とのギャップの差を指す。学校美術ではなんとなくきれいに描いて、それなりに色彩も美しくて、観た人の許容範囲で作品が評価されるから納得できる。しかし、それ以外の美術、言い換えれば野生の美術は織の中のような基準ではない。突き刺すような尖がった個性や妄想の果てに生まれた歪な表現が素晴らしいと言われている。ある程度は専門知識がないと簡単には理解できない世界なのだ。そのために学校で習った知識が実際の美術で役立たないため、よくわからないと言われてしまうのだろう。ただそれは美術に限ったことではない。どの科目も現実の社会ではそのまま役立つことは少ない。自分なりにアレンジして、自分なりのメゾットにして、応用することで存在感が現れてくる。教科書通りにやったところで、それはガチガチの建前にしか過ぎない。どんだけ勉強して知識があったとしても時代は変化するから通用しなくなる。つまりいくつもなっても美術の面白さに芽生えた時がスタート地点。そこからよくわからない美術の旅を始めよう!学校で習った変なこだわりや先入観を捨てて、純粋に感じるままの世界を楽しんでいこう!