大器晩成

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天へ向かって勢いよく育った木は、上へばかりにすくすくと伸びるため、肝心の幹が細くて弱々しくなるもの。ある日、強い風の吹く時がやって来たら、バッサリと折れてしまうだろう。ところが曲がりくねりながら育った木は、なかなか上へ伸びずに高くはならない反面、根と幹が十分に強く太くなるため、巨木になるまで成長していけるのだ。早いタイミングでは目立たないけれど、土地と密着しながら頑丈に育つため、長く年月をかけて大きくなるだろう。つまり可愛い子には旅をさせよ!効率の良い近道を教えるより、しっかりと基礎や基本を学ばせて、将来を見据えた指導が大切なのだ。昨日、臼杵万理実さん親子が主宰する子ども絵画教室へ行く。このたびで3回目。会を重ねるたびに展示作品が増えて、また、バラエティに富んでくるのは、子どもたちをやる気にさせているからだ。それは甘くおだてている訳ではない。子どもという生きものは基本的にはファイターだ。大人が困難だと思っていることでも、それを突破する糸口を見い出し、かつ、無限のエネルギーに溢れている。常識がないから常識にはない力を発揮できるのだ。そんな子どもの特性を熟知して、彼らが本気なれる課題を与えて続けられる。ありがとうございます。未来の山口市を明るく感じ、楽しい時間を過ごすことができました。感謝です!

■第3回 ひろまり絵画教室展 創造性豊かな山口の子どもたち  2018年6月23日(土)、24日(日) 9:00-17:00(最終日16:00まで) 会場 山口市菜香亭 山口市天花1-2-7