心の持ち方

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個展の初日、山口市は観測史上最高気温の38.7度を記録。灼熱の太陽が燦々と照りつける中で始まった。これぞ猛暑なのだと主張する下界の喧騒をよそに、ギャラリーの中は不思議な雰囲気に包まれて、いつの間にやら狂熱のことを忘れさせる。それは熱風のきれ間にさっと吹く、心地よい爽やかな風のようもの。鑑賞者たちが作品に集中することで、身体に貯まっていた熱をクールダウンさせたのだ。見たことのない異空間の中に入ると暑さは自然とどこかへ飛んでいった。やはり「心頭を滅却すれば火もまた涼し」ということわざは本当だ。これも美術を愛する心を歪めずに、純粋に向き合う作者の思いが、観る人の熱をどこかに追い払った。ひたむきに勝るものはない。これからもそのペースのまま、そして、その頑固なこだわりのまま、自分らしい個性のまま、創作していくのだ。もっともっと成長できるはず。未来に夢を持って頑張れ!期待しています。