温故知新

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美術作品はどのように受けとめるのかで価値観が大きく変わるもの。個人個人それぞれの見解や見識、いろいろな観察力を使って批評することで、自分のストライクゾーンがわかってくる。そのヒントは先人たちの創作物。どう受けとめて、どう活かすのかが、ターニングポイントだ。

つまり美術は繰り返して観ている内に、自分なりのセンスや好みが芽生えてくる。これまで気が付かなかった側面を発見し、新しい感覚が触発されるもの。それはまるで温故知新と同じ。過去の自分の嗜好に学びを求めて、新しい好奇心へ繋げていく。これまでの自分史を見つめ直し、鑑賞のヒントにしてみよう。知り尽くした世界の中に新鮮なイマジネーションはある。特別なことは必要ない。ごくあたりまえに常に前向きに見つめること。自分にしかわからない世界があることに気が付いていくだろう。