life goes on

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先日、親しい方からこの夏の高校野球の決勝戦についての感想を求められた。いわゆる私学の野球エリートが集まった名門校と、草の根から育った地元出身ばかりの公立高校の対戦したゲームのことだ。たしかに立派な練習施設や最先端のトレーニング方法など、環境にめぐまれたチームの方が有利であることは間違いない。ただ、そのチームがそのまま勝てるほど、高校野球は単純でかつ甘くはない。

青春を燃やすにふさわしい目標もなく、勝つことの本当の意味を考えず、指導者に言われるがままに、自堕落に野球を続ければ、人として成長できないどころか、そんな選手ばかりでは勝てないだろう。もし、例え勝つことができたとしても、性根がまるで成長していないから、まぐれで一生の運を使い切った、哀れな若者としか言いようがない。

この夏の決勝戦の素晴らしさを語るとしたら、それぞれ違った環境の中で全国制覇を目指して、一生懸命に野球に打ち込んできた結果が実って、憧れの晴れ舞台に立つことができた両校なのだ。そして、そこがゴールではなくて、あくまでも新しいスタート地点である。これから先も選手たちはさらに人として発展することが大切だ。目先のわかりやすい結果だけではない。これからの未来でも彼らが活躍することを想像しませんか?なんてことを熱く語りました。人生は続いていく。だからその後も大事なのだ。過去の栄光にしがみつかずに、決意を新たに生きることができれば、もっと素晴らしい日に巡りあえる。つまり人生でずっと生きがいや、やりがいを見つけられる才能こそ、もっとも大事なことだと答えました。