SNSの友だち関係とは、かつてお昼のバラエティ番組「笑っていいとも」で、いつもタモリさんが使ったフレーズ「友だちの友だちはそのまた友だちだ」くらい、大多数は親しいとは言い難い人たちだ。私も実際に会ったことのない人たちがたくさんいる。ただし、ことわざの袖振り合うも他生の縁ではないが、それが切っ掛けになって、その後、仲良くなることもある。アップされた文面や写真などを見て、それに共感できる人なら友だちになれるだろう。友人募集に役立っていることは間違いない。また、過去に縁が切れたような人との再会のチャンスを演出する。気になっている人とのご縁が復活するから重宝している。
私も30数年ぶりの再会した後輩がいる。これだけ長く音信不通だったのに、上手く出会えることができた。まさに奇跡だ。ちなみに彼にとって私はごまかしの効かぬ人のようだ。これをわかりやすく言えば、人間の魂と魂がじかに触れ合うような、真っ裸のままでいられる間柄。ごまをすったり、おべっかを使ったりしない、損得勘定が一切ない、当時とまったく同じ、青春時代の痛々しい鮮度が、今も保たれたままの仲だ。昨日、そんな彼が予告もなくやって来た。相変わらずスッポンポンで虚栄心がない。1時間もいなかったけど、お互いにエネルギーを補給して、とても充実した時間になった。ありがとう！また、会おう！いざって時に、必ず損な方へまわってしまう、学習能力の低い馬鹿馬鹿コンビ。だからこそ今も繋がっている先輩と後輩だ。そのままのありのままの姿で、すべてを受け入れることができる、真の友だちとの出会いを大切にしよう。
