発想の転換

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先日、年下の友人に会った時のこと。なになに彼の会社の要領の悪い新入社員の動きを見かねて、こうしたらどうかとアドバイスをしてみた。そもそもウチみたいな業界なら、こういう心意気があったはずだろう。だったらこうしようじゃないかと提案する。ここまでの内容はお節介と紙一重ではあるが、基本的には面倒見の良い先輩のエールで、私の若い頃ならどこにでもあった美しい出来事だ。

しかし、平成から新しい元号になろうとする今は違った。「そんなこと習っていません」と、新入社員に軽く一蹴されてしまう。たしかに参考書や辞書に載っていない。だけど、素人でも思い付きそうなレベルのこと。やはり与えられることに慣れていて、自分から動こうとしない世代。さすがに彼はガッカリして、さじを投げて立ち去ったとのこと。その気持ちはわからなくてはないが、そこはグッと我慢してみるべきだと思う。つまり現在のような情報社会では体験不足の頭デッカチになりやすい。頭の中ではわかってるけど、実際の行動の仕方がわからない。だったら肌で感じさせてみよう!肌で感じるまで待ってやろうよ。習っていないではなくわかっていないだけ。誰でも子供の頃から習っている。だた、使い方がわかっていなかっただけだ。そのことに気が付かせて前向きにしてやろうよと語った。

■はやしいくみ 個展 夏のわすれもの 2018年9月21日(金)~25日(火) 11:00-19:00(最終日は17:00まで)