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こないだ防府市で行われたマラソン大会に、いつも目をかけてもらっている、同じ干支だけど一回り年上の方が参加。いわゆる50代半ばから健康のために走り始めた市民ランナー。しかし、これまでのベスト記録は約3時間30分台と、さすが負けん気の強い人は頑張っている。このたびのレースは、2週間前にもフルマラソンに出場したことと、天候もよくなくコンディションは悪かったけど、制限時間の4時間以内に辛うじてゴールできた。年齢などの条件を考えたら素晴らしい。やっぱり尊敬すべき先輩だと思った。
昨日、お会いする機会に「本当に良かったですね」と称えたら、ご本人はこの結果に不満だったようで、「やさしく慰めなくてもいいよ」と苦笑いされた。そこでやっぱり最後の最後までやり抜いて、かつ、公式記録になったのだから「素晴らしいものは素晴らしいものですよ」と言ったら、ようやく笑顔になってくれた。そして、「何度もレースを棄権しようと思ったんだけど、沿道の人たちの温かい声に励まされて、おかげでバタバタしながらも走り切った。声援は本当にありがたいね」と照れくさそうに語った。そうなのだ、応援に集まった人々はランナーが努力していることを知っている。その姿に心が熱くなるから素敵な声になる。つまりウィンウィンの関係だ。美術もこれと同じ。美術家と鑑賞者は表裏一体。だからこそ美術は多くの人々の力が必要になるのだ!
■麗しきかな 美しきかな 目出度きかな 吉祥展 紀田秀夫 佐伯千尋 原田千恵子 舛井美佐江 村上真実 大和佳太 2018年12月14日(金)~2019年1月14日(月・祝) 定休日 19日(水)、27日~1月3日、9日(水) 【同時開催】 やまぐち赤絵 ハレのうつわ 広川隆作陶展2018年12月14日(金)~1月14日(月・祝)