どの世界もそうなんだけれど、基本を学ばずに生き残るのは難しい。この理由はただ単純である。入口の一番目にあるルールを知らずに、ゲームへ参加したところで、何をすればいいのかがわからないからだ。なんとか第一段階はクリアできても、これから先にステージは延々と続いていく。ビギナーズラックには自ずと限界がある。つまりその世界のルールを知ることは、今日を生き延びるために必要なことだ。
よくよく考えてみよう。にわか知識ではプロになることはできない。なんちゃってレベルでは世間の困ったちゃんで終わるだろう。だったらその世界のルールをしっかりと学んでいこう！これによってやりたいことへのパフォーマンスが高められる。自分自身の個性を最大限に生かし、自由に動き回れるように努力しよう。そうやって価値観のある人になったら、見返りとして対価がもらえてくる。自分が持つ個性を社会に提供することで、社会に何らかの貢献できる人になれる。
美術家は創作を通じて自己実現する仕事。それは世の中で役立ってこそ実感が湧いてくる。そのためには基本をとことん磨いて、たしかな正解や答えのない、美術という摩訶不思議な世界を歩んでいこう！
