俯瞰する

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人は誰でも自分の感性によって判断できるものがあって、また、それがその人にとって一番ふさわしい世界だったりする。みんな誰もが同じように見えているものでも、実際は人それぞれ感覚の違いがあるため、一方からすれば誤りだと言われて、もう一方からすれば正しいと言われている。つまりこの世の中は矛盾だらけ!あちらを立てればこちらが立たずなんて、日常茶飯事に体験してしまう出来事だ。ひとりひとりの素晴らしいを大切にしていく。相反するものを否定せずに、どんなに異なっていようが、それはそれであることを良しにするのだ。
この原理は美術観賞も同じ。ただ観ていれば上達するものではない。自分なりに美しく観ようと努めることで成長できる。と言うのは、作者の表現せんとすることを発見し、それを面白がって楽しむことで、自分の感性に響くものが生まれて心が躍ってくる。人それぞれ興味のあるものは違うし、美しいと信じる表現や形は異なるもの。自分にないものを素直に認めて、その良さを受け入れた方がいい。これまでになかったアクセントに触れ、新しい感覚を芽生えさせることによって、意識が高まって豊かで潤いのある人生になる。フレッシュな刺激で観念に付着した錆を落とし、観察力の精度を高めて美術鑑賞に親しんでいこう!
■ホットアート展 2019年1月18日(金)~27日(日) 11:00-19:00 定休日 22日(火)、23日(水) 出展者 桑迫賢太郎、永野ゆかり、夏乃木しずく、はやしいくみ、藤山正樹、大和佳太(敬称略)