実践あるのみ

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先々週、ある若者から美術家との付き合い方について「どうしたらいいのでしょうか?」と質問された。そこで、ピンとくる美術家などと知り合ったら、どんな小さなことでも面白がって、とことん深い付き合っていくこと。なぜなら彼らのコンセプトを理解することで、基本的なアウトラインが見えてきて、おおよそ伝えたいことがわかってくる。そして、このようなことを繰り返していけば、柔軟な視点から美術を見つめられるようになり、例え作者に出会えない時でも、作品に当たりを付けて楽しめるだろう。
つまり美術家と付き合うのは実践あるのみ。直接会って相手の表情やもの云い 、しぐさ、間合いなど、なんでも情報として受け入れて、経験を積み重ねていくことが大切だ。自分の感性を成長させるためには、密度の高い栄養を吸収する機会を作ることから始まる。ちなみに現代のようなネット社会では、SNSを通じて美術家と繋がっているように見えなくはない。しかし、実際のところは個々の人間関係は浅いもの。感性を刺激するほどのエネルギーになることは少ない。やはり百聞は一見にしかず!まずは身近な美術家に会ってみませんか?彼らの創作への思いを肌で感じられたら、その世界観に自然と引き込まれるはず。あれこれと堅苦しく考えないで、感性にまかせて楽しでいきましょう!
■はやしいくみ 個展 海とか 空とか 2019年8月14日(水)~18日(日) 11:00-1800(金・土は19:00まで)