1985年8月、この年のセリーグは我らの阪神・広島・読売の三つ巴で戦いとなっていて、7日のヤクルト戦に勝って首位に立った阪神だったが、13日からの読売3連戦と広島2連戦にひとつも勝てず連敗して20日時点で3位に転落していた。
ちなみにその時の順位は下記のように状況で、
試合 勝ち 負け 引分 勝率 ゲーム差 残り試合
広 島 86 48 34 4 585 ―― 44
読 売 90 47 35 8 573 1.0 40
阪 神 88 47 36 5 566 0.5 42
大 洋 83 37 39 7 487 6.5 47
中 日 87 33 42 12 440 3.5 43
ヤクルト 86 26 52 8 333 8.5 44
※1シーズン130試合 大洋は現横浜
さらにこの混戦は激しくなり26日時点では
試合 勝ち 負け 引分 勝率 ゲーム差 残り試合
読 売 95 50 37 8 576 ―― 35
広 島 91 50 37 4 576 0 39
阪 神 93 50 38 5 570 0.5 37
という、その日ごとに首位が変わる「ミクロ」戦いでした。
そして翌27日からの甲子園での広島3連戦は、まさしく天下分け目の戦いとなり、
大事な初戦を広島はエース北別府に対して阪神は当時売り出し中のマイク仲田が登板。両軍2点を取って迎えた6回裏に岡田の3ランで勝ち越した阪神は、結局の10-2の大差で勝って首位に返り咲き、その後はこの順位を落とすことなく32試合後の125試合目の10月16日にリーグ優勝しました。
この時と同じ雰囲気が漂う今年の戦いは終盤まで優勝争いはもつれそうですが、宙に舞うのは当時選手会長だった岡田監督であると信じています。
ちなみに当時岡田監督の口癖は「今年はずっと調子がいい」という言葉で、今年もこのノリでチームに勢いをつけていきましょう!!!