1998年のプロ野球・セリーグは38年ぶりに横浜が優勝し、我らの虎は吉田監督の采配も
虚しく最下位に沈みましたが、岡田監督が助監督を勤めた2軍は12年ぶりに優勝して
指揮官としての第一歩を歩み出していました。
同じ年パリーグは4チームが4.5ゲーム差にひしめく戦いを西武が制して2年連続で優勝し、
最下位は2年連続ロッテで、そう7年前の最下位だった両者が日本シリーズで対決するとは
当時は誰も予想できないカードだと思います。
そんな両チームを分析してみようと思い、まずは今シーズンの打撃成績を見てみますと
阪神 千葉
8赤星 率316 38打点 1本 6西岡 率268 48打点 4本
6鳥谷 率.278 52打点 9本 4堀 率.305 46打点 7本
4シーツ 率.289 85打点 19本 3福浦 率.300 72打点 6本
7金本 率.327 125打点 40本 9サブロー 率.313 50打点 14本
5今岡 率.279 147打点 29本 2里崎 率.303 52打点 10本
指浜中 率.284 20打点 1本 7ベニー 率.271 71打点 13本
9桧山 率.278 40打点 8本 指フランコ 率.300 78打点 21本
2矢野 率.271 71打点 19本 5今江 率.301 71打点 8本
4藤本 率.249 36打点 1本 8大塚 率.293 32打点 8本
関本 率.297 24打点 0本 李 率260 82打点 30本
スペンサー 率.243 33打点 9本 橋本 率257 31打点 7本
阪神 率274 703打 140本 ロッテ 率282 713打点 143本
(阪神は146試合、ロッテは136試合)
ロッテは打率3割打者が多くて本塁打も打点も平均的な数字を残し、
阪神はクリンナップの本塁打と打点は多いことがわかります。
ですからロッテはプレーオフでもどこからでも打線がつながりから得点が生まれるのは
このデータから見れば納得がいき、これにエラーと四球が加われば大量得点になるので
選球眼の良いロッテ打線に不要なランナーの出塁には注意が必要だと思います。
阪神はシーズン中と同様に金本と今岡の前にランナーを貯めることと、
千葉マリンでは指名打者で出場する浜中か片岡の調子によって打順を組み替えて下位打線からの
攻撃力がアップする打線を考える必要で、1番の赤星の出塁と9番の藤本からの上位へのつながりと
今岡の後の6番打者の調子がアウェー千葉でのキーポイントになるのではないでしょうか。