f:id:gallerynakano:20191031001236j:plain


昭和生まれの私にとって、「かぼちゃ」をテーマにした季節の行事と言ったら、二十四節気冬至だと真っ先に答えるのだろう。なぜならそれが当たり前のことであって、今のように「ハロウィン」なんて西洋の風習は、クイズ番組で小耳に挟むことはあっても、そんなに興味のあることではなかった。少なくても平成の世が折り返す頃まで、一部の人々以外「ハロウィン」という存在は、まったく関係のないイベントであったのだ。

しかしながら、そんな「ハロウィン」の本質を誰よりも早くいせつ知った人がいた。当時、まだまだ米国が遠かった時代に約7か月ほど滞在し、日本より遥かに進んでいる自由な社会を肌で感じ、この素晴らしさをみんなに知らせたいと願い、帰国後はさまざまことに果敢に挑戦していって、いつも満身創痍に戦って傷だらけになりながら、本気で自分のできることに向き合った人がいた。

だから令和に生きる若者たちに支持された。自分の好きなことに一所懸命に生きたからこそ自然に若い仲間が集まってきたのだ。美術とは決まりきった答えのない世界。美術は学べば学ぶほど、知れば知るほど、知らないことの多さに気付かされる。そのたびに新しい発見を喜び、そのたびに純粋に感動して、飾り気のない姿に天真爛漫な人柄を魅力を感じさせたのだ。つまりひとつのことに打ち込み、自分の個性を大切にしている姿勢は、簡単なようで意外と難しいこと。ただ好きなことを普通に続けていくことは理屈以上に大変なことなのだ。やっぱり努力の天才は評価される。そうさ、好きこそものの上手なれ!好きなものにこだわり、好きなものを追求していこう!