再見

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昨夜は30年来の友人とひさしぶりに会うために湯田温泉の居酒屋へ。偶然にもお互い同じ年齢だったため、出会ってすぐに気心が知れて、あれこれと真剣に語りあったり、とことんお酒を飲んだりしていた。その後、彼は仕事で転勤して遠く離れてしまったが、数年に1度くらい遊びに来てくれて、あの頃と同じように世相をネタにしては、くだらないジョークで盛り上がって、旧交を温めては年月を積み重ねていった。やはり友と言うものはいつも会っていなくても、いつも同じ方角へ進むもうと考えている。だからいきなり普段通りの会話をして、馬鹿馬鹿しい話題で笑い合って、それじゃまたね!と日常に戻っていけるのだろう。

ちなみにこの夜は彼の仲間と私は若いイラストレーターを引き連れて、野郎ばかり6人の宴に華を大いに咲かせて楽しんだ。私は様々出来事を少し視点を変えるだけで、それまで気付かなかった発見が生まれ、また、痛々しいことでもユーモアで包み込んで笑い飛ばすことを奨励し、学校なんかじゃ教えてくれないことを熱く語った。嗚呼、なんて優しい人たち。的から少々外れてても許してくれる。感謝、感謝だ!それから大事なミッション、実は彼は新聞社で企画事業に携わるため、これからが有望な若者を紹介して、何かのチャンスになることを期待した。右から左へ行くほど甘くはないが袖振り合うも多生の縁。小さなことを大切にしていくのが私のモットーだ。

そして、次に会う漠然とした約束をしてその場を後にする。若いイラストレーターの車に乗って、余韻浸りながらの帰り道、車内で流れるウルフルズの「僕の人生は今は何章目ぐらいだろう」という歌にしびれる。おおー、なんてタイムリーなんだ!そう言えば、来る時も FUNKY MONKEY BABYS 「明日へ」だったから、ドラマの挿入歌のように演出してくれるな。まあ、誰の人生も一度っきり!誰でも自分の人生の主人公なんだ!そんなことをあらためて自覚させられた夜。自分がこれからもやるべきことは何かを思い浮かべてしまった。