目線

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「富士山に登ろうと心に決めた人だけが富士山に登っている。散歩のついでに富士山に登った人はいない」という格言がある。これはその日に浮かんだ思い付きでやろうとしても、現実は甘くはないから思った通りにいかないもの。誰でもその瞬間はやる気になってしまう。ちょっとした出来事に感動して、これをやってやろうと火がつく。だけど、ほとんどの人は時間と共にやる気は冷めて、どうでもいいものになっていくのだ。やはり本物の志を明確に持たなければ、淡い夢として儚く終わるものだろう。これは自分にしかできない使命だと覚悟して取り組んでみよう。情熱を燃やすにふさわしい目標にして、目線の高さをキープしていくことが大切だ。

そう、いわゆるプロになりたい人に共通するのは、人生を懸けて挑戦できる目標を持っていること。それに向かって決して創意工夫しながら知恵を絞っていく。例え何度も何度も挑戦して、それなりにしか結果が出なくても、簡単に諦めてはいけない。失敗は成功の母なのである。何かを失敗するたびに成功へ近づいているはずだ。つまりハッキリとした夢を持ち続ければ、さまよって挫折することはない。だから大それた夢を見ても、それでいいじゃないかと思う。ワクワクできる気持ちがあるからこそエネルギーは湧いてくる。美術家になりたい人は自分が考えた通りの美術家になろうじゃないか。自分自身の理想の姿を羅針盤にして、果敢に目指して努力しましょう!

■小さな祈り 佐々木範子展 2019年11月15日(金)~12月1日(日) 11:00-18:00 定休日 11月19日(火)、20日(水)、26日(火)、27日(水)