塩梅

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私はこう見えても人の話しを聴いて、ビビッとハートを刺激されたら、すぐに「へえ―!」と感心してしまうタイプだ。特に知らないことを知った時は、新しい知識が増えたことに感謝し、素直に心をときめかせていく。これを単純奴だと言われたら、そのとおり単純な奴なのでしょう。だけどやはり感性のアンテナで捉えたことなら、それはどんな意味があるのか掘り下げていきたい。そう、どんなことでも面白がって接すれば、どんどん好奇心が湧いてくるだろう。

ちなみにこの原点にあるものは「隣りの空き地に囲いができたってねえ~、へえ―!」だったりする。いわゆる古典的なダジャレだ。なぜならアートとダジャレはよく似ていると思う。曖昧な表現から伝わってくる、不思議な感覚の塩梅の良さがポイントだ。ツウと言えばカアと答えて欲しいスピード感がいい。美術はじっくりと観て考えることも大切だけど、一瞬にして何かを感じ取ることも大切になる。つまり美術を自由に感じるためには知識に頼らないこと。パッと見た瞬間に浮かんだイメージを味わおう。心を自由にして自分らしい感覚で楽しんでいけばいいのだ!