私にとってこの1年を振り返った時に、象徴する漢字一文字と言ったら「協」である。その理由は公私とも、まわりの人たちと力や思いを合わせて、トライしていくことが多くあった。みんなで何かがあったら解決するために知恵を絞り、また、夢を達成できるようにググッと力を合わせて励まし合った。たった一人であれこれ考えてみても、最善の手段はなかなか見つからないもの。そんな時に一人二人と集まって、アイディアを出し合って妙案を浮かべていく。いろんな人たちと話し合うことで、より素晴らしい考えが生まれてくる。自分だけやり切れないことは無理せずに、一番できるまでやったら後は知恵を拝借して、チームになって頑張ることができたからだ。
やはりこれは年齢が五十代も折り返しに入って、他者との付き合い方が変化したのだろう。お互いの良さを高め合う関係でいること。このことは従来からまったく変わらないが、それに支え合うが加わって少し柔らかくなったように思う。つまり人生に起きる様々な喜怒哀楽を、いろんな人と分かち合って受けとめる。決して独りよがりにならないように、お互い様の精神を心掛けていきたい。そう、人生とはみんなでつくっていくもの。大所高所に立つことができれば、周囲の人と寛容な関係になれるはずだ。そして、この大らかな気持ちから穏やかさが育まれ、明るく過ごしやすくなるでしょう。だから「協力」や「協調」など、まわりの人と力や思いを合わせる意味がある「協」という字を選んでみました。これからもみんなで助け合って、力を合わせていきましょう！
■麗しきかな 美しきかな 目出度きかな 吉祥展＆アートカレンダー展 【出展者】臼杵万理実、岸透子、紀田秀夫、佐藤文恵、てご屋、はやしいくみ、舛井美佐江、村上真実、大和佳太、和紙工芸シオン 2019年12月7日（土）～25日（水） 11:00-18:00 休 12月11日（水）12日（木）、18日（水）、19日（木）
