青春の特権

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「青春の特権といえば、一言を以ってすれば無知の特権であろう」という格言がある。その意味は青春時代なら、かじった程度の知識であっても、まずは行動することが許される。または、勉強不足で知らないことを恥ずかしがらずに知らないと言ってもいい期間のことを指す。いわゆる青春時代は無知だからこそ、身の程もわきまえず冒険できるし、いろいろなことに挑戦していけるもの。例え何度も失敗を重ねたとしても、そこからいろんなことを学べて、理想の未来に必要ことを体感する。いつの時代であれ、一度の失敗もせずに成功した人なんていない。みんな若い時は訳のわかないまま、様々な試行錯誤を重ねて、ジグザグしながら進んでいく。若者は経験不足で未来しかない。ひらめく直感で浮かんだイメージを信じて、それに向かってアクションするのみだ。

そんな青春時代のチャレンジに一番必要不可欠になるのは、出会った人たちから頂戴する叱咤激励の言葉だろう。ダイヤモンドはダイヤモンドによって研磨するように、人の才能は人との出会いによって磨かれていくもの。素晴らしい個性に磨き上げるために良き友であり、良きライバルでもある仲間たちと語り合っていくのだ。美術の世界は自由なのだから、遠慮せずに自分らしく語っていい。今知っていることを精一杯、若さにまかせて語っていこう。つまり青春時代の若者同士だったら純粋に夢に向かって、知恵を出し合いエネルギーを燃やしあって、切磋琢磨することで才能を育んでいけるのでしょう。

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