三十にして立つ

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孔子論語で有名な一説、「子曰く、十有五にして学に志す。三十にして立つ」とは、15歳の時に学問を志し始めて、30歳になった時に独り立ちすることをいう。これは右も左もわからない10代半ばに、「これぞ自分の夢だ!」と、直感でひらめいたことを追いかけ始めて、その後、理論だけではなく実践からでも学ぶことで、ようやく30歳にして、自分が本当にやりたかったことへのスタート地点に立てるのだと言いたいのだろう。

つまり、若い時は何ごとにでもエネルギッシュになれるもの。その勢いのまま結果を恐れずに突っ走り、いくつもの経験値を増やしていくことで、一生続けて取り組むものは何がわかってくる。そう、夢へ向かって挑戦するのなら、何度も失敗を重ねたとしても、そこからいろんなことが学び、夢へ一歩ずつ近づいていこう。どんな時代になっても、一度も失敗せずに成功した人はいやしない。みんなそれぞれが思うままに試行錯誤を繰り返し、あちらこちらとジグザグしながら進んでいくものだ。

ところで、昨日の誕生日で目出度く30歳になったイラストレーターのりおた君。お誕生日おめでとうございます!先月までアスピラートで行われた作品展は、「若武者」という言葉が似合う大立ち回りは素晴らしかった。彼が数あるスポーツの場面から選んだものは、詳しい解説がなくても「あのシーンだね」と思い浮かび、「イラスト×スポーツ」の世界を存分に楽しませてくれました。これも30歳になるまでひたむきに努力してきた賜物。これからも長く続くプロの世界で戦う準備ができたからだ。さらにメジャーになって活躍することを期待する!