個性を活かす

f:id:gallerynakano:20200907112331j:plain


「どんな人間でも一つや二つは素晴らしい能力を持っているのである。 その素晴らしいところを大切に育てていけば、一人前の人間になる。 これこそが人を大切にするうえで最も大事なことだ」とは、松陰先生のお言葉だ。とてもわかりすい表現で、なにも説明する必要はない。流石と言うべき、人それぞれの個性を重んじる哲学を感じさせられる。だから幕末から明治維新にあれだけの人材を世に送り出せたのだ。

つまり、人は自分自身が人生でやるべきこと、志が決まったら、あきらめずに継続していくことが大切だ。最初から才能がないなんて弱気なことは言わずに、明るい未来をイメージを持って努力してみよう。ただし、無理矢理に前へ進もうとしないで、自分の実力と相談しながら慎重に行動していくこと。素直に足らないと思われるものは、もう一度始めから勉強するくらいのつもりで、謙虚な気持ちで志のために準備していこう。そうして、自分らしい武器(個性)を身に付けることで、志へ挑戦できる一人前の人間になれるのだろう。