「君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ」という手塚治虫の名言がある。
いわゆる一番の近道は遠回りなのだ。今の時代、さまざまな情報が多過ぎて、頭でっかちになりやすい傾向である。ついつい最短で上手くなれる可能性を探したくなるもの。しかし、まったく失敗しないでそこにたどり着いたとしても深みは生まれないだろう。
つまり、自分は本当に何がしたいのかを知るために、さまざまなことで試しながら可能性を知ることが大切なのだ。結果をあれこれ考えるのではなく、人と比較してどうだということでもない。まず自分の才能を発揮するには、自分がどうしたいのかということをしっかりと見極め、それに向かって精一杯努力していくこと。無駄のように思える試行錯誤の中で、自分という存在の輪郭線をあぶりだし、自分らしい世界観を創造していこう！
