絶対量

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「学習とは、何が面白いかに気づくことであり、楽しいと思えることが才能」というノーベル物理学賞受賞者の名言がある。この言葉はさまざまなことを学んでいけば、いろんな考え方や解釈がわかってくるので、思考の幅が広がって豊かさを味わえるようになる。いわゆる知れば知るほど、本質から外れることなく自分なりのスタイルで接し、新たな価値観を見出せるようになれば、それはその人が開眼したことと同じ。自分のセンスを努力して伸ばしたことで、面白がったり楽しんだりできるようになる。つまり、好奇心を学びの積み重ねで磨き上げることができれば、身の回りにある幸運の種を発見することができるのだ。

美術もプロを目指すのなら、まずはスタート地点に立つために、身に付けるべきことがある。例えば、小説家だったら読書量、スポーツ選手だったら練習量など、基礎能力を高めていく絶対量が必要になる。だったら美術家になりたい人は、どんなことの絶対量を求めたらいいのか。おそらく答えは無限大。十人十色の世界、みんな個性が違っている。それぞれが異なったもの見つけるしかない。だから美術家になるために進むべき道に答えはない。いろいろなのだ。大切なのは1人1人が自分に合ったやり方を知ること。また、他人が持つ個性をちゃんと認めあおう。自分らしさは人それぞれ。他人と比べたりすると惑わされるだけ。自分らしさとは何かを知るために、絶対量の創作していきましょう!