常識と非常識

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「常識と非常識がぶつかったときに、イノベーションが産まれる」という名言がある。

これまで得てきた常識に縛られしまい、その結果、新しく挑戦する意欲にブレーキをかけたり、失敗する可能性を恐れて避けてはいけない。いわゆる常識とは、社会を構成する上で当たり前になっているもの。言わば客観的に見て当たり前と思われること。それが増えれば増えていくほど、自分の頭で考えようとしなくなる。自分を常識と言われるものに合わせて、何食わぬ顔をして生きてればいいからだ。

だからって非常識に生きていいわけではない。革新的なことをするためには、まず常識を知ることが大切になる。社会の中にある常識を知らなければ、ものごとの本質というものが理解できない。つまり、常識という基本線からはみ出し、ギリギリ非常識にならなければ、新しい価値観として成り立っていく。革新的なことは常識と非常識の境界線上で、せめぎ合いから生まれてくるのだろう。